コロナウイルスの影響で営業を自粛していた飲食店も営業を再開して飲みに行く機会が増えたと言う方も多いのではないでしょうか?
仕事終わりの生ビールや休日飲みにいくことを楽しみにされているという方もいらっしゃると思います。
しかしアルコールは薄毛の原因になるというのをよく耳にしますが実際に髪にはどのような影響を与えるのでしょうか?
今回はアルコールの取り過ぎが髪にどのような影響があるのか皆さんにお伝えできればと思います。
■アルコールと髪の関係性
アルコールが及ぼす髪の直接的な影響としては、アセトアルデヒドと呼ばれる物質が関わってきます。
飲酒によって摂り込まれたアルコールは肝臓で分解されます。これによりアルコールは「アセトアルデヒド」と呼ばれる物質に変化し、やがて無害な酢酸に代謝されます。
飲酒で顔が赤くなったり、動悸が激しくなったり、また、頭痛・吐き気などの症状の原因となるものです。血液中の栄養や酵素を押しのけてしまう性質を持つため、頭皮や毛髪に栄養が行き渡らなくなる可能性があります。
肝機能が正常であれば何も問題はございませんが、アルコール摂取量が肝機能能力を超えてくると、アセトアルデヒドが分解しきれなくなってしまい、これが血流に乗って体内を巡ってしまいます。
分解しきれないほどに摂り込まれた「アセトアルデヒド」は、AGAの原因である「ジヒドロテストステロン(DHT)」の量を増加させてしまう可能性があると言われています。
また、アルコールを分解する際に髪の成分である「ケラチン」の構成要素として必要なアミノ酸の一部が使われてしまいます。
■お酒は飲まないほうが良いのか?
ここまでの話を聞くとお酒を飲むのは百害あって一利なしと聞こえるかと思います。
しかし適度な飲酒は食欲増進させたり、ストレス発散につながったりと悪いことばかりではありません。
禁酒によりストレスで自律神経が緊張し、血管の収縮が起こると、細胞に十分な栄養を送ることができなくなってしまいます。
髪に栄養が行き渡らなくなると、抜け毛が増えたり新たに生えてくる毛髪が弱くなったりするため、薄毛の原因となるわけです。
■まとめ
お酒は髪に良い影響を与えるものではありませんが、ストレス解消を目的として「適量」を飲む程度なら問題はないでしょう。
アルコールの分解能力には個人差もありますので、女性や高齢者、お酒ですぐに顔が赤くなる人などはこの基準値よりも抑えたお付き合いが必要です。
お酒の適量っといってもどれくらいかわからないという方もいらっしゃると思いますが、厚生労働省が運営しているサイト飲酒のガイドラインも掲載されてますので参考にしてみると良いかもしれませんね。