最近では、インターネットを利用して医師の処方を受けずに海外から薬を個人輸入する方がいます。
思っているよりも簡単に行なえるので、このシステムを利用して薬を手に入れる人も増えています。購入できる薬のなかには、育毛治療薬も含まれています。一見すると手軽に見えてしまう薬の個人輸入ですが、デメリットの方が多いことは明らかです。
自己判断で個人輸入により育毛薬を買うことのデメリットと危険性についての説明をしていきましょう。
目次
■個人輸入のデメリットと危険性は?
個人輸入のデメリットは5つあります。
・到着した薬の使用期限がギリギリの時がある
海外の薬は、製造販売許可がされていません。日本国内で医師が処方している薬や薬局で市販されている医薬品は、安全性や品質、その効果が認められて販売を許されています。しかし個人輸入の医薬品は、日本で手に入る薬と同じ名前のものでも、日本の厳しい基準を満たしていないものも存在するので、安全性や有効性に疑問が残ります。個人輸入業者は、中間業者です。個人輸入を代行する立場です。注文をしたらそこからは、海外の薬業者におまかせという形になります。わざとではないかも知れませんが、商品の品質の保証もありませんし、使用期限が迫った商品ばかりが届くケースがあります。記載している消費期限が正しいという保証もありません。
・返品交換が出来ないケースがある
返品交換の対象は初期不良のみ。届いた薬の消費期限が迫っているからといって、返品交換に応じてくれる訳ではありません。注文の手間を惜しんで1度に大量の薬を輸入して、使用期限が危ういものがあるとしても、対応はしてくれません。
・クーリングオフ制度が適応されない
インターネットで購入した商品は、クーリングオフ制度が適応されません。これはどの通販サイト・商品においても適応されません。返品したいと思っても、不可能なのであきらめるしかありません。
・関税がかかる可能性がある
16,667円以上の注文をすると、関税の対象になります。この料金について個人輸入業者のフォローはありません。配達してきた配達業者に、自分自身で関税料金を支払うことになります。
・薬に対する品質の保証は一切ありません
ここまで4つのデメリットをご紹介してきましたが、どちらかと言えばお金に関するデメリットでした。
しかし、次のデメリットは身体的なデメリットになります。
薬には少なからず副作用があり、時に重大な症状を引き起こす危険性があります。
動機や異常なむくみ、既往歴の悪化など、いかなる副作用も自己責任であり、それをクリニックで医師に伝えても、医師は個人で輸入された海外の薬に対して判断や治療できかねます。
短期的な副作用やアレルギーだけでなく、数年後に様々な症状が現れる場合もあります。
AGAの内服薬はもともと高血圧の薬であったり、前立腺肥大の薬です。いわゆる医師が様々な病気に対して量や頻度を決めて処方する治療薬です。
個人輸入業者は、単に購入者の欲しい薬を代わりに注文してくれるだけで、処方箋や薬に対する知識を教えてくれる訳ではありません。医薬品を自己判断で服用することは、極めて危険な行為です。
・オンラインで安心なAGAクリニックの遠隔治療がおすすめです
AGAクリニックでは、育毛治療にくわしい医師にオンラインで相談ができ、さらには来院することなく診察と治療を受けることができるシステムがあります。
遠隔治療とも呼ばれているシステムで、個人輸入とは違い医師の診断を受けて、個人の状態にあった治療薬が処方してもうことができます。たいへん画期的であり、安全なシステムです。個人輸入を考えている人は、1度この遠隔治療を視野に入れ、検討してみてはいかがでしょう。