コラーゲンといえば美肌に効果のある成分というイメージありますが、実は抜け毛の予防にも効果があることが判明しています。コラーゲンと抜け毛にはどのような関係があるのか、わかりやすく説明していきたいと思います。
・コラーゲンと髪の毛の関連性
現在、頭皮のコラーゲンが減少すると抜け毛に繋がることが判っています。
髪の毛を構成する組織のひとつである毛包幹細胞という細胞がありますが、この毛包幹細胞には「17型コラーゲン」というコラーゲンが存在し、髪の毛の育成や抜け毛を予防する役割を担っています。
・17型コラーゲンの取り方
17型コラーゲンは、頭皮にコラーゲンを塗り込んでも、コラーゲンが入っている食事やサプリメントを摂ったとしても、体内で生成されることはありません。コラーゲン入りの美容液やシャンプーを使っても、コラーゲンドリンクを飲んでも、17型コラーゲンを増やすことには繋がりません。では17型コラーゲンを増やすには、どうしたらいいのでしょうか。その鍵を握るのは、ビタミンCです。
・17型コラーゲンとビタミンCの関係性
17型コラーゲンは、ビタミンCにより増やすことができるという研究結果が出ています。ビタミンCを摂取すること、ビタミンCを直接頭皮に塗ることで、17型コラーゲンをつくる遺伝子が現れるという結論です。17型コラーゲンを作るには、ビタミンCを摂取する必要があります。
・ビタミンCの摂り方
ビタミンCが含まれている食べものは、ミカンなどの柑橘類、イチゴ、芋類です。
ビタミンCは、水に溶けやすく熱に弱い性質も持っているので、洗いすぎたり茹ですぎたりしないことが確実に摂取できる方法となります。しかし、芋類を生で食べることや柑橘系のフルーツを毎日沢山摂ることは、なかなか難しいことでもあります。ビタミンCが摂れるような食生活を心がけながら、ビタミンCを含むドリンクやサプリメントを活用することで摂取効率を上げることができます。また、頭皮にビタミンCを直接塗ることでも効果があるので、ビタミンCの配合された美容液などを頭皮に使用しても良いでしょう。
・まとめ
抜け毛予防にコラーゲンが効くということは本当です。しかし、コラーゲンを直接頭皮に塗り込んだりコラーゲンを沢山食べたり、という方法が抜け毛を予防する訳ではありません。ビタミンCを体内に摂取すること、ビタミンCを頭皮に塗ること。このふたつの方法で、17型コラーゲンが増え、結果として抜け毛を予防することができるということになります。効果的だからといってビタミンCを過剰摂取すると、体によくありません。自然な形での摂取を心がけて、薄毛や抜け毛の改善を目指しましょう。
