AGAの治療を受ける時には、一般皮膚科、AGAクリニック、美容皮膚科などの選択肢があります。
そしてAGA治療は自由診療といって保険証が使えません。このため治療費は診察料、投薬料、検査料を含めて100%自己負担になります。
さらに自由診療というのは医療機関ごとに独自の料金設定を行うことができるので、同じ治療を受けても費用に差が出てしまいます。
そこで、AGA治療を受ける時はどんな医療機関が一番コストパフォーマンスが高いのかを比較してみました。
比較するとAGAクリニックの費用が一番安い?
AGA治療は2017年に日本皮膚科学会が策定したガイドラインに則った治療が行われます。基本的にはプロペシアなどのAGA治療薬とミノキシジル外用薬の併用による薬物治療です。
この治療がベースですが、一般皮膚科とAGAクリニック、そして美容皮膚科(美容外科含む)では同じガイドラインを参考にしていても、「治療方針」に違いがあります。
あくまでも「相場としてみた場合」ですが、結論的に一番コストパフォーマンスが高いのはAGAクリニックです。
AGAクリニックはAGAの投薬治療に特化した専門医だからです。
東京や横浜、大阪などの大都市圏のAGAクリニックは院内処方でAGA治療薬を処方し、薬代に診察料が含まれています。
したがって薬代=AGA治療費用というところが多いのです。
全てのAGAクリニックがこの料金体系というわけではありませんが人気のあるクリニックではこのパターンが多いですね。
中には積極的に海外製のジェネリック医薬品を導入しているところもあり、かなり安い費用で治療を受けることができるケースがあります。
ただし、あくまでも「治療」なので、費用と信頼のバランスが良いクリニックを選ぶようにしてください。
一般皮膚科や美容皮膚科で治療を受ける時の費用
一般皮膚科でもAGA治療を受けることができますが、一般皮膚科ではAGA以外の皮膚疾患に対する保険診療も行うので厚生労働省が承認していないAGA治療薬は処方しないこと、そして院外処方が基本というところが殆どです。
このため、薬代以外の院外処方箋料、診察料、検査が行われた場合の検査料などがまるまる自己負担となり、調剤薬局でも実費で薬を購入することになります。
また美容皮膚科や美容外科ではAGAクリニックのように薬代に診察料を含めているところもありますが、AGA治療以外の美容医療が行われるため、比較するとAGAクリニックよりも高額になりやすい傾向があります。そして患者には女性が多いという点もAGAクリニックとの違いですね。
ただし、日本では承認されていない2%ミノキシジルリキッドや海外製のAGA医薬品のジェネリックなどを院内製剤で処方してくれる場合があり、自毛植毛などの外科手術に対しても積極的に相談に乗ってくれるというメリットがあります。