頭皮のニオイの原因は皮脂、または加齢臭です。
今回は、頭皮にある皮脂がニオイを発する原因と加齢臭の発生する原因についてお話したいと思います。
また、におわなくするためのおすすめのセルフケア方法もあわせてご紹介です。
目次
・頭皮のニオイの原因は皮脂
頭皮は体のなかでも、皮脂の分泌がさかんな場所です。皮脂は分泌されたあと、時間が経つごとに空気に触れて酸化をしていきますが、皮脂が酸化をするとイヤなニオイが発生します。それが、頭皮のニオイの元となります。
また、皮膚の常在菌は皮脂を栄養源としているため、頭皮にも常在菌が存在しています。常在菌は脂肪酸を作り出しますが、これも頭皮のニオイの原因になります。
・頭皮には加齢臭も加わります
頭頂部から後頭部にかけて、30代以降は加齢臭が発生します。皮膚の常在菌が、分解・代謝を行うことで作り出す物質「ジアセチル」と「脂肪酸」が混ざることで、より強力なニオイを発生させ、それが加齢臭となります。
・頭皮のニオイを防ぐためのおすすめセルフケア
1.アミノ酸シャンプーを使う
頭皮のニオイは、皮脂の過剰な分泌により起こっている可能性があります。皮脂は、足りないところに分泌されるので、強力な洗浄力のシャンプーを使っている場合は要注意です。皮脂を落としすぎてしまい、それが逆に皮脂の出過ぎを招きニオイの原因となることがあります。シャンプーは、洗浄力の優しいアミノ酸シャンプーの使用がおすすめです。
2.加齢臭用のシャンプーを使う
頭皮の皮脂が正しくコントロールされていても、加齢臭は30代以降であれば逃れることのできないニオイの原因になります。アミノ酸シャンプーに、加齢臭を抑えるシャンプーを混ぜて使用するなどの工夫がおすすめです。
3.シャンプーを長時間しない
シャンプーのし過ぎは頭皮を乾燥させ、皮脂の過剰な分泌を誘発します。整髪料を使っている人は、シャンプー前に頭皮や髪の毛の汚れをしっかりとお湯で洗い流しましょう。爪を立てたり、激しく洗ったりせずに、ゆっくりと地肌を洗います。このときに、シャンプーに時間をかけ過ぎないことが大切です。
4.しっかりとドライヤーで乾かす
水分の多い場所、湿っている場所は雑菌が繁殖しやすく、ニオイの原因を作ります。シャンプーのあとは、頭皮と髪の毛をしっかりとドライヤーで乾かしましょう。
5.頭皮用の美容液を使う
頭皮用の美容液は、生薬や有効成分が配合されており、頭皮の健康を促してくれます。頭皮にうるおいを与えて、皮脂が出過ぎることを防いでくれます。また、ハーブなど消臭効果のある成分も配合されています。頭皮のニオイがなかなか改善されない場合は、頭皮用美容液を試してみるのも良いでしょう。
・頭皮のケアは積み重ねが大切
頭皮のニオイは、皮脂や加齢臭によるものであることが解りました。適切なセルフケアをしていれば、ニオイのもとを抑えて緩和することができます。頭皮もほかの皮膚と同じで、ケアをする必要があります。頭皮環境を健康に保つことを、日々心がけていきましょう。