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  3. AGA治療薬が効かないのはなぜ?

ネットでAGA治療薬(プロペシアやミノキシジル製剤)の口コミを見ていると必ず「効かない」という書き込みが見受けられます。
ミノキシジル外用薬のリアップX5プラスの公式ホームページには“24週間の連続投与で90%以上の改善効果を確認した”とあります。
ミノキシジルだけでこれだけの効果を上げているのにどうして日本皮膚科学会が最も推奨しているAGA内服薬とミノキシジル外用薬の併用治療で効果がないという意見がでてくるのでしょう?

AGAが改善しない理由とは?

今でも「ハゲ(脱毛症)は遺伝する」と考えている人が多いようですが、これは嘘です。

確かに脱毛遺伝子は25%の確率で遺伝します。しかし、AGAを発症する原因の上位には

  • 加齢
  • 精神的なストレス
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 頭皮環境の乱れ
  • 生活週間の乱れ
  • 生活習慣病

が挙げられます。

しかもAGAは進行性の脱毛症なので対策しないと症状がどんどん進行していき、やがて「完全脱毛」を起こします。

完全脱毛とは?

AGAを発症したとしても毛穴の中に「毛包」内の「バルジ領域」という部分が少しでも残っていれば細くて弱いものであっても毛は再生してきます。
しかし、AGAを放置していると毛包ごと消失してしまう「完全脱毛」に進行します。
完全脱毛を起こした後の広範囲の脱毛班を治療するには「自毛植毛」という手術以外に手段はありません。

(自毛植毛はイギリスの有名なサッカー選手のルーニーさんが受けたことでも話題になった再生医療です。)
AGAは20代で10%が発症し、その後も年代が10歳進むごとに発症率が10%ずつ上昇します。

50代では約40%、60代以降になると半数以上の人が発症します。

医療の世界では10%を超える病気を国民病と呼ばれます。
このことから、ホルモンバランスが一番安定している20代でも油断のならない難病ということがわかります。

早期の治療と予防が大切

つまり、「男性はAGAを発症するのが前提」として、対策を立てる必要があるのです。

最もAGAケアに適した年齢は30代です。40代後半からは完全脱毛を起こした毛穴が増えてしまうのでAGA治療の効果が得にくくなってしまいます。

また生活習慣の乱れや頭皮環境の悪化、基礎疾患として生活習慣病を発症している場合も治療効果は低くなってしまいます。

 

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